
幼稚園や保育園は、子供たちが安全で安心して過ごすべき大切な場所です。
高度な安全性が確保されるべき場所であります。
しかし、近年、先生による子供への暴力や暴言が問題になるケースが報道されております。
中には逮捕にまで至る場合もあります。
幼い子供は自分が受けた被害状況をきちんと説明することが難しいことも少なくありません。
周りの大人が被害に気付き、確認することが難しいです。
保護者としてどのように対応すればいいか悩むところです。
子供が被害に遭った場合の、事実確認、再発防止、法的責任の追及、等について解説していきます。
このページの目次
先生による子供への暴力・暴言
幼稚園や保育園では、子供の健全な成長を支える適切な教育・保育が求められております。
しかし、先生による指導が行き過ぎたり不適切だったりすることがあります。
本来採用されるべきではない先生が働いていたり、人手不足で労働環境が悪化して適切な教育や保育が実施できなかったり、原因は様々です。
叩く、押す、倒す、等の身体的な暴力が行われることがあります。
「ダメなガキだ」「醜い顔をしている」など、人格や外見を否定するような暴言をすることもあります。
他にも、長時間放置したり、過度な叱責をしたりして、不適切な指導をすることもあります。
これらの行為は、子供の成長に大きな悪影響を与えてしまう可能性があります。
子供にとって一生のトラウマになってしまうこともあります。
子供が幼稚園や保育園に行くことを極端に嫌がったり、突然怖がるようになったりしたら、保護者としては慎重に確認する必要があります。
もし怪我や痣等が見つかったら、写真を撮影したり病院で診断書を取得したりして証拠を保存しておくことが重要です。
子供の様子について日記等で記録を残しておくことも役に立ちます。
幼稚園・保育園に相談
先生による暴言や暴力の疑いが生じたら、幼稚園や保育園に相談して状況を確認することが考えられます。
この場合、問題の疑われる先生に直接聞くと、嘘を付かれて否定されてしまう可能性が高いです。
なるべく上の地位にいる責任者に事情を説明し、幼稚園や保育園としての調査を求めていくことになります。
まずは事実を調査し、問題が確認されたら説明と具体的な再発防止策を検討の上で対応してもらうことになります。
先生への指導、配置の見直し、再発防止のための研修、等が実施されることになります。
しかし、幼稚園や保育園だけの対応に任せると、保護者にとって満足のいく解決にならないこともあります。
行政にも相談し、適切な事実確認と指導・監督を求めていくことになります。
民事上の責任と刑事上の責任
先生の行為が民事上の不法行為に該当し、賠償義務が生じる可能性があります。
この場合、先生だけでなく、幼稚園や保育園や運営している地方自治体にも賠償義務が生じる可能性があります。
しかし、証拠の確保が難しく、慎重な対応が必要になります。
いきなり裁判をするのではなく、まずは任意の交渉と請求から始めることになりますが、弁護士を通じて慎重に検討したうえで対応することになります。
特に暴力の程度によっては、暴行罪や傷害罪等の犯罪が成立する可能性があります。
警察に被害届を出し、捜査を進めてもらうことになります。
先生が逮捕され、裁判となり、刑事処分を受けることになることもあります。
証拠が散逸する前に、なるべく早めに動く必要があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件に関する弁護活動だけでなく、被害者の立場からの法的対応についてもご相談を受け付けております。
お子様が暴力や暴言や不適切な保育を受けている可能性がある場合には、早めに弁護士へ相談することをご検討ください。
